「人は誰もが年を取り、老い、そして人生の終焉を迎える。」
この時代において、住み慣れた地域でそれは可能なのか?
その問いに対し、実践に取り組むべく住み慣れた地域での暮らしを掲げ、社会福祉法人すずらん福祉会の前身は平成9年に市民互助型在宅福祉サービス団体の活動を開始いたしました。
その後、施行された介護保険事業に参入し、この19年間、不自由になった我が身に困惑する高齢者、介護の負担に喘ぐご家族、本当に様々なケースを目の当たりにする中で、介護とはどうあるべきか、援助の必要な高齢者にとって心地良い関わりとは如何なるものかを問い続けて参りました。
その結果、介護とは、利用者のありのままを受け止め、風通しの良い信頼関係の中で互いに支え合うこと、そんな思いに至っております。
私共、社会福祉法人すずらん福祉会は、平成26年に開設したすずらん診療所と連携し、ご利用者の安心・安全を第一に、地域と施設とご家族が同じ平面上に存在しつつ、自在に、自由に出入りすることによって、活き活きと豊かな街づくりの一拠点を目指しながら、地道な活動を続けることに努めてまいります。
理事長 野呂 三紀子